つづりのコラム「京都人が本当に使う京言葉・後半」

  • 2021年3月30日
  • 2021年3月30日
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今回は京都人が本当に使う京言葉・後編だよ★



上がる・下がる


南北の通りを北へ行くことが上がる、南へ行くことを下がるといいます。
ちなみに東に行くことは東入る、西に行くことは西入る。京都の住所は「京都市○○区○○通○○東入る○○町」など一見複雑ですが、慣れると簡単♪





はんなり

上品で華やかで明るいという意味。語源は「華あり」。色合いに対して使うことが多く「はんなりした色合いの着物ですな~」などといわれます。




ぶぶ

お茶のこと。お茶漬けのことはぶぶづけ。早く帰ってほしい時に「ぶぶ漬けでもどうどすか?」のぶぶ、です。





おはようおかえり


いってらっしゃい、の意味。無事に早く帰ってくるよにとの願いが込められています。可愛い京女からいわれるとドキッとしてしまうとか?!





おいど

お尻のこと。おいどは御所言葉のひとつで、漢字では「御居所」と書きますます。昔は「居るところ」や「座るところ」として使われていましたが、いつからか「お尻」という意味になったそう。お尻というより上品ですね。



はばかりさん

ご苦労さんでした、お疲れ様でした、という意味。「おおきに、はばかりさんどした。」などと使います。恐れ慎むという意の「憚る」からきているといわれています。京都人はなんにでもすぐ「~さん」を付けたがります(笑)




まむし


うなぎの蒲焼のこと。京都出身者以外に方なら「まむし食べに行きましょか」と言われたら驚きますよね(笑)






おため

贈り物を頂いた時の返礼のこと。京都では「おため」と言って、ご祝儀等をいただいた場合、その場でその一割を半紙とともに返す習慣があります。「慶びが移りますように」や「末長いお付き合いを」という意味が込められているそう。




うっとこ

わたしのところ。私=うち、からの派生した言葉。「うっとこ遊びにこーへん?」などと使います




むしやしない


空腹を一時的に防ぐこと、軽食のこと。ムシヤシナイは漢字で書くと「虫養い」。お腹の虫を一時的に抑えるという意味。京都の料亭や飲食店などの行ったら「むしやしない」というメニューを見かけるとがあります。






ほっこりする


ほっとする、疲れがでるということ。「ホコル(物を焼く)」からきていて、身体を動かすことで身体が温かくなった、満たされた、が語源とされています。現在では、「心地よく」や「癒される」という意味合いで使われる方が多くなっています。



 
柔らかくて上品な京言葉。京言葉を使うコツはゆっくりと話すのがポイント♪
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