今回は、上七軒にある老舗のうどん屋さん「上七軒ふた葉」の紹介です。
花街上七軒の老舗うどん屋「ふた葉」
京都市上京区、北野天満宮に隣接している花街「上七軒(かみしちけん)」
室町時代中期に、北野天満宮再建に使った余材で7軒の茶屋が建てられたのが起源とされ、京都の五花街で一番古い花街。
石畳の道とお茶屋街が軒を連ねます。
京都らしい情緒のある街並み。
祇園と比べると落ち着いた雰囲気です。
また花街の玄関に吊るされている提灯。
これは花街によってシンボルマークが違い、上七軒は白い提灯に赤い団子が一周しているマーク。
この通り沿いにあるのが1929創業の老舗うどん店「上七軒 ふた葉」
さすが老舗といった感じのの歴史を感じさせるお店です。
店内も懐かしい雰囲気!
昔はこのようなうどん屋さんが沢山ありましたが、今ではあまり見かけなくなりました。
観光客以外にも、地元のお客様(おじさま、おばさまがほとんど)にも支持されている人気店です。
この日は平日だったこともあり、すぐ入店できましたが、週末や観光シーズンは並び列ができることも。
椅子席以外にもお座敷もあるの小さなお子様連れでも大丈夫そうです。
ふた葉 メニュー
うどんやそばを中心に丼など豊富なメニュー展開。
季節のおすすめ。
うどん店の丼はお出しを使用しているので期待大。
衣笠丼やけいらんうどん、にしん蕎麦など、京都ならではのメニューが楽しめます。
きつねにあんがかかった「たぬきうどん」やあんかけ卵とじの「けいらんうどん」も京都のうどん屋さんでしが見られないメニューです。
京都発祥の衣笠丼とカレーうどん
京都発祥の「衣笠丼」を注文。
衣笠丼とは油揚げ、九条ネギ、かまぼこを卵でとじた丼。
ふわふわの卵と甘辛く煮た油揚げ、甘めのお出汁がきいていて優しい味。
お出しは多めでつゆだくでした。
やはりうどん屋さんの丼は美味しい♡
山椒をトッピングするのが衣笠丼の定番。
ふた葉の衣笠丼はお味噌汁、小鉢(この日はカボチャの煮つけ)、お漬物がついてきます。
あとは「カレーなんば」を注文。具は油揚げと九条ネギ。
カレーのお出汁を片栗粉で溶いているので熱々です!底冷えする京都の冬にはピッタリのメニュー。
和風出汁がしっかりときいたお出汁に細めのうどんが良く絡みあいます。
京風うどんは大阪や香川のうどんとは違い、柔らかい細麺をくたくたに煮込み、お出汁にこだわりがあるのが特徴。
また一般的に「きつねうどん」は大きなお揚げのイメ―ジですが、京都ではきざんた油揚げがでてきます。おちょぼ口の舞妓さんが食べやすいように、と作られたそう。
上七軒 ふた葉 店舗情報
●住所 京都市上京区今出川通り七本松西入る真盛町719
●TEL 075-461-4573
●営業時間 11:00~17:00 ※ 売り切れ次第終了
●定休日 水曜日(25日が天神さんの縁日の日は営業。代休あり)
●アクセス 京都市バス「上七軒」下車 徒歩3分