祇園新橋・白川 散歩




今回は、京都の伝統的建造物群保存地区にも指定されている、祇園新橋や白川やについて紹介します🎵





京都の伝統的建造物群保存地区「祇園新橋」



祇園縄手通の東側、新橋通や白川に面する一帯が祇園新橋は、祇園の中でも京都情緒溢れる場所です。

賑やかな花見小路通などと比べると静かで、お茶屋が立ち並び、保全された町屋の家並みや石畳が美しい、祇園の中でも最も京都らしさを感じさせる場所。




日本一景観条例が厳しい市と言われている京都市。昭和50年に街並み景観保全のために「伝統的建造物群保存地区」制度を制定。

京都市で国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けているのは、現在4地区。その一つに「祇園新橋」があります。


4地区では、伝統的な様式をもつ建造物について、その様式に従って修理を行い、京都市が保存を行っています。


写真は祇園新橋通。
運が良ければ芸舞妓さんにも会えるかも。


連なる町屋の建物は、表札や店名など出ていませんが、会員制のお茶屋さんや、高級料亭など。

京町屋を近くで見ることもできます。格子や犬矢来などが京都らしい。


軒下にある防護柵のようなものが犬矢来。竹や丸太、鉄などを使い縦横に組んで作った囲いのことで、雨の跳ね返りや泥はねから家を守ったり、泥棒除けの役目もあるようです。

元々は犬の放尿除けのために「犬矢来」と名付けられたと言います。

また細い角材を縦横に間を透かして組んだ格子は、外からも見えにくく、風通しも良いのが特徴。





芸舞妓さんも訪れる「辰巳大明神」


白川にかかる小さな橋「巽橋」の近くにある「辰巳大明神」は、地域を守る小さな祠。




京都御所より辰巳の方向(南東)にあり、元々は南東の方向を守る神社でした。


祇園の人々から信仰が厚く、商売繁盛や、芸事の向上を祈願する芸舞妓さんを見かけることができます。


初午をはじめとする年4回の神事には、伏見の稲荷大社から神官が来られるそう。






白川のせせらぎ


左京区東山から東山区の祇園を流れる小さな川「白川」


映画やドラマの撮影にも使われる白川と辰橋。通り沿いには石畳と朱色の玉垣が並び、京都情緒満点。



特に桜の名所としても有名で、桜と石畳、柳の風景は絶景です。

訪れた6月上旬は紫陽花が美しく咲き誇っていました。






新橋・白川町の決まり事


新橋・白川町界隈には町式目と言って、1~12項目の決まり事があります。

周辺の住民や店舗の経営者や従業員は、この界隈の良き慣習や伝統を継承発展するため決まり事を守らなければなりません。

例えば…

●近所付き合いを大切にし、辰巳大明神の神事等に積極的に参加
●打ち水や門履きなどの日常慣習を大切にする
●周辺を訪れる人々には暖かく親切にする


ご近所間の良好を保ち、相互の親睦を図る気遣いが必要なよう。住もうと思うと大変ですね💦


祇園散策★

レトロで可愛い祇園郵便局。芸舞妓さんも利用するのかな?



路地「ろーじ」
京都では「ろーじ」と呼ばれ親しまれている路地



風情があり美しい花街新橋・白川エリア、着物姿で散策も良いですね♪






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