今回は、四条高瀬川沿いにある漬物屋「村上重本店」の紹介です🎵
天保二年創業 老舗の漬物「村上重本店」
桜の名所としても有名な四条高瀬川のほとりにある、「村上重本店」は天保二年創業の老舗のお漬物屋さん。
江戸天保年間には、初代の村上重右衛門が味噌や醤油、漬物業を営んでいました。
所在地である「船頭町」という町名は、江戸時代に京都の物流を担っていいた高瀬川の付近に船頭が多く住んでいたことに由来するそう。
京都情緒溢れる京町屋に、「十」と店名が書かれた暖簾。
丸に十文字の紋は、由緒ある薩摩島津家の家紋。
薩摩の殿様に献上していたことから家紋の使用を許されたと言われています。
軒先に吊るされた杉玉は当時の名残が残っています。
杉玉とは杉の葉を集めてボール状にしたもの。
酒屋などの軒先に吊るし「搾りを始めました」という意味が込められています。
和の設えが美しい店内には、創業当時の漬物作りの写真なども飾られています。
どこか懐かしさを感じさせてくれる落ち着く空間。
入って左奥のグリーンのタイル貼りの場所で当時漬物作りをしていたそう。
町名が書かれた撒水の手形など珍しいものも。
四季折々のお漬物
店内には所狭しと沢山の漬物が並びます。
中でも、千枚漬、しば漬け、胡瓜の京高瀬は人気商品。
また季節折々の旬の野菜を使った漬物も人気で、春は菜の花漬けや赤カブ漬け、冬はすぐきなど。
訪れた6月は初夏の季節限定商品の、胡瓜の浅漬けや瓜の昆布漬けなどがありました。
漬物以外にも、えりんぎの山椒煮や、椎茸のしぐれ煮、山椒昆布などの珍味も。
漬物の詰め合わせはギフトにも好評。
季節の野菜を独自の漬け込み方法で製造してます。
素材の味を生かしたお漬物
今回購入したもの。
●胡瓜の浅漬け
5月~8月の夏季限定商品。胡瓜を昆布で漬け込だあっさりとした漬物。生姜入りでお酒のアテにもピッタリ。
●刻み壬生菜
京野菜のひとつである壬生菜。素材の味を引き立てるため塩だけで漬け込み。お茶漬けにも合いそう。
●白菜昆布漬け
四季折々の厳選した白菜を使用し昆布だけであっさりと漬け込んでいます。昆布の旨味がきいています。
●山椒昆布
北海道の昆布と山椒の実を一釜ごとに炊き上げた、ご飯のおともにピッタリ。
山椒昆布以外は賞味期限は3日。
それぞれの季節に素材の持ち味を生かした自然派のお漬物です。
近くを流れる高瀬川。
桜の名所として有名ですが、初夏は紫陽花が咲き美しい♡
村上重本店 店舗情報
★住所 京都市下京区西木屋町四条下る船頭町190
★TEL 075-351-1737
★営業時間 9:00~19:00
★定休日 なし
★駐車場 なし
★アクセス 阪急「河原町駅」徒歩1分、京阪「祇園四条駅」徒歩3分
それでは皆様、また次のレポートでお会いしましょう🎵
皆様にとって京都がハッピーライフでありますように✨