今回は京都でも有数の桜の名所「仁和寺」の紹介です🎵
世界文化遺産 仁和寺
京都市右京区、きぬがけの路沿いにある仁和寺。真言宗御室派の総本山であり、平成6年には世界文化遺産にも登録されました。
近隣には同じく世界文化遺産の龍安寺や金閣寺など歴史的建造物が多い場所に位置しています。
仁和寺は平安時代、光孝天皇が西山御願寺として着工したのが始まりとされています。
その後、仁和4年、宇多天皇により創建された歴史があるお寺で、その当時の元号をとって「仁和寺」とされました。
重要文化財としても登録されている「二王門」は、 高さはなんと18.7m!
南禅寺三門、知恩院三門とならんで京都三大門のひとつだそう。
約3万坪というとても広い境内は仁和寺御所後として史跡に指定され、また霊宝館には国宝や重文が沢山保管されています。
2021年 御室花まつり
毎年春に開催される「御室花まつり」では、名勝・御室桜や御室つつじ、新緑の御室もみじが見どころです。
2021年御室花まつり情報
●期間 2021年3月20日(土)~5月9日(日)
●時間 8:30~17:30(受付17:00)
●特別入山料 大人500円(高校生以下は無料)
花まつりの期間中の土日祝は、本堂である「金堂」にて僧侶による法話も聞くことができます。
御室桜をはじめとする桜の名所
仁和寺は京都でも有数の桜の名所。桜の時期には沢山の参拝者が訪れます。
二王門入ってすぐ、中門までの参道には染井吉野が美しく咲き誇ります🌸
中門と桜。
五重塔と桜。
寛永21年(1644年)建立された五重塔は、上層から下層にかけて各層の幅にあまり差が見られない姿が特徴的で、東寺の五重塔もこの造りなのだそう。
例年見頃は4月上旬~中旬ですが、2021年は暖かい日が続いたので3月末の時点で満開でした。
御室つつじも見頃です。優しい薄ピンクの桜とは反対で明るく華やかなピンクが特徴♡
桜とつつじのコラボレーションは他ではあまり見ることができないと思います。
重要文化財の経堂までの参道には、つつじともみじが交互に植えられています。
華やかなつつじと新緑のもみじのコントラストが美しい✨
散りつつじも素敵でした⭐
中門を通り抜けると左手側に名勝「御室桜」が見えます。国指定名勝の御室桜は約200本。
京都の中でも遅咲きの桜で、市内の桜が満開になった後に咲き始めます。
高さが2m~3mほどと樹高が低いのが特徴で、江戸時代の頃から庶民の桜として親しまれ、数多くの和歌に詠われてきたそう。
撮影した3月31日にはつぼみがふくらみだした状況でしたが、最近の暖かさで、4月3日現在では満開に!
開花状況は仁和寺HPでも確認できます🌸
対照的な2つの庭園・御殿
御殿は宇多天皇が退位後に法皇となり住まわれた、もうひとつの御所です。
二王門を入ってすぐ左手にあり、御殿の中は大きく分けて「白書院」「黒書院」そして「宸殿」から成り立っています。
南庭は左近の桜、右近の橘が植えられいて、白砂と松や杉を配した、シンプルながらも趣のある庭園。
北庭は南庭とは対照的で華やかな池泉式の庭園です。
堂本印象が描いた襖絵が見どころの黒書院はひとつひとつの部屋が趣が違いとても素敵です。
御殿の中はとても広く、見ごたえも抜群です✨
御室桜にちなんだ、桜みくじ可愛い♥
仁和寺 基本情報
★住所 京都府京都市右京区御室大内33
★TEL 075-461-1155
★拝観時間 9:00~17:00
★拝観料 境内は無料。御殿 大人500円
★アクセス 嵐電「御室仁和寺駅」徒歩3分
★駐車場 500円
それでは皆様、また次のレポートでお会いしましょう🎵
皆様にとって京都がハッピーライフでありますように✨