今回は京都八瀬にある「瑠璃光院」の春の特別公開のレポートです🎵
安らぎの郷「瑠璃光院」
左京区八瀬にある瑠璃光院は、浄土真宗大谷派の寺院。
「八瀬」は古来「八背」とも記されており、壬申の乱で背中に矢傷を負われた天武天皇が「八瀬の釜風呂」で傷を癒されたことから平安貴族や武士から愛されてきました。
そんな安らぎの郷にひっそり佇む「瑠璃光院」
「瑠璃光院」という美しい名前は、庭園の苔が瑠璃色に輝いていたことから名づけられたそう。
知る人ぞ知る瑠璃光院ですが、期間限定で一般公開されるようになり、沢山の参拝者が訪れる人気の寺院です。
青紅葉と苔が美しい 春の瑠璃光院
瑠璃光院は、もともと別荘として造営されましたが。現在では1万2000坪の敷居には数寄屋造りの建物と美しい日本庭園が魅力。
山露地の庭
山門を入り参道の階段を上がり切ったところにある、山露地の庭。
春は青紅葉と馬酔木の花、秋は紅葉がとても美しい庭です。
苔むした庭には小さな橋がかかり清流が流れています。
錦鯉と新緑のコントラストが美しい♡
苔で埋め尽くされた地面と、一面の新緑が幻想的な雰囲気。
喜鶴亭
明治政府の大政大臣であった三条実美が名づけた「喜鶴亭」は、もともと高級料亭だったそう。
料亭が廃業後、本堂を設置し寺院に改められました。
当時の面影が残る貴重なついたてなど。
新緑のリフレクション・書院と庭園
格式高い数寄屋造りの書院は、京数寄屋造りの名人と称された中村外二によって造営されたもの。
2階に上がると一面に広がる新緑の世界。溜息が出るほどの美しさ…。
窓の前には大きな机が置いてあり、新緑が映り込みます。
新緑のリフレクションが撮影できるとあって、沢山の人々がカメラを構えています。
自然と順番待ちの列が出来ていました(笑)
書院前には「瑠璃の庭」と言われる主庭が広がります。
角度のよって瑠璃色に輝く苔がなんとも美しい♡
自然を借景とした瑠璃の庭は佐野藤右衛門一統の作と伝えられています。
ご住職さんとお話する機会があり、お聞きしたところ、極楽浄土をイメージした庭園なのだそう。
臥竜の庭は今にも天を駆け上ろうとする龍を水の流れと石組で表した池泉庭園。
心静かに写経体験
受付でいただける袋の中に、パンフレット、写経セットが入っています。
書院の横のスペースに写経コーナーがあります。写経初挑戦♬
瑠璃光院の名前入りの可愛らしいボールペンで写経します。
山露地の庭を眺めながら心静かに写経。馬酔木の花が見れました。
写経が終了したら、1階に奉納します。
春と秋の年に2回の特別拝観
瑠璃光院は、春と秋の年に2回のみ特別拝観を行っています。
2020年は事前予約のみでしたが、2021年春の拝観は予約なしでOK!
※混雑時は人数制限あり
●期間 4月15日~6月15日
●拝観時間 10:00~17:00
●拝観料 ¥2,000
●住所 京都市左京区上高野東山55
●TEL 075-781-4001(自動音声のみ)
●アクセス 叡山電鉄「八瀬比叡山口」徒歩5分
●駐車場 近隣コインパーキングあり(瑠璃光院を越えたところ)
それでは皆様、また次のレポートでお会いしましょう🎵
皆様にとって京都がハッピーライフでありますように✨